Last update 2006/02/05




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読書日記





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猫は殺しをかぎつける By リリアン・J・ブラウン

<デイリー・フラクション>という新聞社に勤めるジム・クィラランは、医者に減量を進められてダイエットを決意した矢先、グルメ記事を担当することになった。そして、クィラランはマウス・ハウスで開かれたディナー会に参加し、かつて自分の前から突然消えた恋人・ジョイと再開する。彼女はダン・グレアムという陶芸家と結婚しており、彼女自身も陶芸家として活躍していた。しかし、夫婦仲は順調ではなさそうだった。クィラランはジョイに誘われ、二匹の猫と一緒にマウス・ハウスへ引っ越すことになった。
マウス・ハウスは過去に自殺事件があった建物である。クィラランが離婚のためにジョイにお金を貸した翌日、彼女は行方をくらませた。ダンは夫婦喧嘩が原因だと説明するが、クィラランは深夜に女性の悲鳴を聞いていた。そして、ジョイのことを探っていたハウスボーイも失踪する・・・。

クィラランを基調として物語が展開されるが、どうやら探偵はシャム猫のココであるようだ。クィラランがココを頼りにして、とある現場を捜査(?)させる場面には若干の違和感を覚えたけれども、独創性があっていいんじゃないかと思う。また、二匹の猫に振り回されるクィラランがコミカルで面白い。
ちょっぴりキャラクタ重視であるような気もするが・・・。

(読了 : 2005/04/18)



フェルメール殺人事件 By エイプリル・ヘンリー

 車のライセンスプレートの申請許可の仕事に携わっていたクレアは、大おばのキャディの遺産であるトレーラハウスを相続することになった。遺産といってもガラクタばかりで、売り払っても数百ドルにしかならないと弁護士に告げられた。クレアはそのガラクタの中から開いた窓の前に若い女性が立っている絵を発見し目を奪われた。
 町の骨董屋に進められてニューヨークに出たクレアは、エーヴリーズというオークション・ハウスにその絵を持ち込んだ。しかし、鑑定人のトロイはフェルメールの贋作だと判断した。一方で、メトロポリタン美術館で出会った自称画家のダンテは本物の可能性を告げた。
 クレアは恋人がいる身ながら、トロイとダンテの2人の男性に惹かれつつあった。けれど、同時にクレアの身の回りでおかしな出来事が起き始める。博物館では男につけられ、ホテルは何者かに荒らされた。そして、ニューヨークからポートランドの自宅に帰ってみると、部屋は荒らされ、同居人が消えていた・・・。

 ロマンスとスリルのバランスがいい。謎解きの要素が薄いけれども、二人の男性の間で猜疑心が往復される様はミステリとしてよく出来ている。最初はフェルメールは架空の人物かと思って読んでいたのだが、作中での贋作に関するレクチャーがあまりにも真に語られていたので慌てて調べてみると、実在の有名な画家だったので驚いた。

(読了 : 2004/11/15)






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